Introduction

ボードゲームを作っています/I am an indie board game designer in Japan. 

触覚かるた

*英語で書けば、それ以上の表現ができないので「board game designer」と表現するしかないのだけれど、自分がちゃんとした「ボードゲーム」を「デザイン」しているかというと、そういう風には思っていないことを最初に明記しておきます。

ボードゲームを自分で作ってみたい、そう思ったのは2017年秋のゲームマーケットに行った時のことです。
When I went to Tokyo Game Market 2017 Autumn, I started thinking if I create my original board game. 

それまでのボードゲーム同人のイメージは、コアなゲーマーのみが行う難しくて閉ざされたものでした。
Since then, my image for indie game was so geek, dark and closed world. 

しかし、ゲムマ秋で「フォントかるた」やスマートスピーカーを使ったゲームなど、ゲーマー以外もなじみやすい、アイデア勝負(もちろん難しいゲームにもアイデアは詰まっているのですが、ここでいうのは「アイデア1つを前面に出したもの」のニュアンスです)の楽しいゲームを見たことでイメージは一変します。イラストもおしゃれで明るく、「自分の持っていたボドゲのイメージと違うものでもここでは発表できる。」と感じました。ゲームの表現範囲は私の考えているよりはるかに広かった!
However, its image has dramatically changed when I saw pretty packaged, lightweight, and idea-driven board game such as “Font Carta”, which made me feel that I can launch my board game at this event. The range of the board game is much broader than I thought. 

もともと自分のアイデアを形にしたり、システムを考えるのが好きだったので早速、触覚を使ったゲームを作りはじめます。
Then I started creating tactile board game as I like creating something and new system. 

ゲーマーズゲームというよりは、ゲームと何かの境界線にあるようなゲームを目指しています。
I am aiming at creating new experience with my board game (something new on the boundary between something and game).   

特に好きなボードゲーム/My Favorite Game

「山椒は小粒でもピリリと辛い」ゲームが好きです。ジャンルとしては、パズル、ワード、競り、陣取りが好みで、大喜利、人狼、拡大生産、トリテは苦手。
昔からバトル鉛筆を自作したり、鉛筆ゴルフの盤面を作ったり、ちょっと作り変えて遊ぶのが好きだったので、おそらく遊ぶより作るのが好きです。

ポコン!
オセロのように「はさんだらひっくり返す」というシンプルな遊び方、そして4人でも遊べるという優れもの。それだけじゃない、秀逸なのは裏も表も同じ「ひっかけ」タイル。これにより楽しい驚きと笑いが生まれる。
シンプルな中に光るアイデア、こういうのが見たくてボドゲをやっていると確信させてくれた、最高すぎるゲーム。

https://bodoge.hoobby.net/games/pokon

パッチワーク
パズル要素とリソースマネージメント(?専門用語よくわからない)。自分のパッチワークタイルをうまくはめ込みたい。効率よく点数を稼ぎながら、いい形のパッチワークタイルを獲得するのが楽しい。

https://bodoge.hoobby.net/games/patchwork

2人専用なのですが、どうにか3-4人でワイワイと遊びたいと思った。2つ買って合わせたら遊べるかななどと考えていたら、同じことを考えていた人がいるらしくBoard game geekのサイトにFan-made variantが掲載されていた。
早速遊んで見たのが下記。タイルを印刷して切って貼って、結構大変だったけど楽しかった。

Board game geekのfan expansionページ(日本語訳のfileを掲載しています)
https://boardgamegeek.com/boardgameexpansion/236608/special-buttons-fan-expansion-patchwork

ルビーのダイヤ
大ファンのるりるりゲームズさんの競りゲーム。鑑定機と呼ばれる筒の中をのぞいて、競り落とす宝石の大きさを推測するのが楽しい。

https://bodoge.hoobby.net/games/ruby-no-diamond

CMYK!
同時多発的に三角形のタイルを並べていくゲーム。ルールに従ってタイル同士を隣接させ六角形を作ると高得点、なのだが六角形に並べるのは結構難しい。

https://bodoge.hoobby.net/games/cmyk-jp

Krazy Wordz (family edition)
ランダムに引いた文字タイルを並べ替えて、語感からお題を表現する。世の中には存在しない言葉を作らないといけないところがポイント。

https://boardgamegeek.com/boardgame/231962/krazy-wordz-family-edition

オリジナル版はドイツ語でタイルもアルファベットなので、日本語文化圏では少し遊びにくい。レーザーカッター で作ったひらがなタイルで、勝手に日本語版にして遊んでみている。