テキストに載っているもの以外で、最初にゼロから自分で作ったのは文字を押し出して作ったペーパースタンド。
ペーパースタンドはIllustratorで行う下準備が大事。好きなフォントで文字を書いたらアウトライン化をする。それからそれぞれがバラバラにならないよう、パスをオフセットして文字を太らせたり、距離を調整して、そのまま押し出しても一つの立体になるようにしておく。
準備ができたらあとはsvgで書き出し、それをFusion360のスケッチで読み込めばOK。パスを押し出して立体を作り、1~1.5mm厚のスリットを入れる。
名刺などを挿しても倒れないよう、奥行きと高さは出力しつつ調整する必要があるかも。写真の「触覚」は横3cm、奥行き1.5cm、高さ1.5cm。スリットは15度くらいの傾斜をかけてあるけど、垂直に入れたのでも試したけど問題なかった。
写真の奥にある立体ネームプレートは、下記イジュさんのyoutube動画を参考にして作った。親切でわかりやすい動画。
それからこれらは、全て白いフィラメントで出力したものをあとから染色している。プラスチック用の染料を、やかんで沸かして60度くらいにした状態で、プリント物を1時間弱つけておくことで色が定着するのだ。(温度が上がりすぎるとプラスチックが溶けるし、ぬるすぎると色が染まらない)
手前の2つの触覚スタンドは、2色の染料を使ってグラデーションを試してみた。半分をお湯につけた状態で30分以上支え続け、半分が染まったら逆側を別の色で染める。かなり苦労したのに仕上がりはあまりクリアにグラデーションしておらず残念だったのでもうやらない。
マルチカラー(多色)の3Dプリントを作る方法は他にも試したいことがあるので、そのうち記録すると思う(filablendの多色フィラメント、3Dプリンタでフィラメント自体をプリントする、フィラメントを変えながら印刷するなど)。