初めは切って貼って工作
1-2年前から、触覚を使ってあそぶボードゲームを作っている。
初めは時間をかけて、いろんな素材のものを切って貼ってコンポーネント(ゲームに使うパーツのこと)を作った。さわってあそぶものを作る以上、通常のボードゲームのようなカード印刷だけでは作れないので仕方がないし、作業自体は楽しかった。
レーザーカッター無敵説
なんとなくゲーム作りに使えそう、というふんわりした気持ちでレーザーカッターを覚えたら工作の幅が格段に広がった。
平面を組み立てれば立体も作れるし、パターンを削ればいろんな触り心地も作れる。レーザーカッター最強、これでできないことはないぜ!と思っていた。
3Dプリンタも使えたら楽しいかも
そんな折に緊急事態宣言があって、毎日在宅勤務になった。その上、毎週末のように行っていたゲーム会も中止が続いた。空いた時間で、前から気になっていた3Dを覚える良い機会なのでは?と思い、Fusion360を本で勉強しながら使ってみた。
Fusion360の親切なつくりのおかげで、2ー3ヶ月足らずで簡単なものは作れるようになった。3D(正確にはCADソフト)が使えるようになると、次はそれを出力してみたくなる。
3Dプリンタは安いものだと2-3万円で手に入るけど、まずは外注サービスを使って出力してみた。(データを入稿して1週間強で物が届く)この親指サイズ(横幅3cm)で2500円というコストを考えると、継続的に使っていくには現実的でない。3Dプリンタを利用できるレンタル施設を探し、教えてもらいながら自分でやってみた。写真の左が外注品、同じデータで自分で出力したのが右。
出力している3時間、じっとプリンタを見守るのが楽しい。
3Dプリンタを使ってすぐに気づいたのは、3Dプリンタを楽しめるかはデータ作りにかかっているということ。つまり、早急なCADレベルの向上が必要。
ここから3ヶ月、レンタル施設で使いながらソフトの勉強をする日々が続く。